子どもと安全にカービング
マルチツールの正しい扱い方を学ぶことは子どもにとって重要です。今学ぶことで、一生涯にわたって安全に楽しめるようになります。セーフティルールを学ぶことはケガを防ぐために重要ですが、ナイフを使う際に欠かせない責任感と自制心も子どもに教えてくれます。
子どものための最も大切な9つのセーフティルールをご覧ください。
カービングや削る作業をするときは、座るか膝をつくことが重要です。必ず両足が地面に着いているようにします。唯一の例外はのこぎりで切るときです。のこぎりを使う時は、ひざや足を切り株などに置いて木を固定し、もう一方の足を地面に着けます。
カービングをするときは、ナイフを身体の手前から向こうに動かします。座って行なうと簡単です。ナイフが滑っても、けがをせずにすみます。先をとがらせるには、ナイフを寝かせて外側に向けて動かすことで、力を入れずに先のとがった形をつくれます。
マルチツールを使うときは、腕を伸ばして届く範囲に誰もいないことを確認しましょう。こうすることで安全なスペースが確保でき、自分や周りの人がケガをするのを防げます。
カービングをする前に刃の切れ味が良いことを確かめましょう。切れ味の悪い刃だと余分な力が必要になり、刃が滑りやすくなります。そのため、ケガをしやすくなります 刃の切れ味を確かめるには、ペーパーテストをします(切れ味の良い刃なら、抵抗なく簡単に紙をカットできます)。刃を研ぐ必要がある場合は、ビクトリノックスのシャーピーのような簡単なツールが役に立ちます。
マルチツールの最も安全な使い方は、1度に1つのツールだけを使うというものです。たくさんのツールがあることはマルチツールの大きな魅力ですが、1度に複数のツールを開くと、ケガをする危険があります。今開いているツールを閉じてから、次のツールを開くようにしましょう。
カービングをしていて休憩したいと思ったら、気を付けてツールを閉じて、マルチツールを片づけましょう。ナイフや他のツールを出したままでマルチツールを置いておくよりも、ずっと安全です。マルチツールが閉じてあり、小さな子どもの手の届かないところに置いてあれば、誰もケガをしません。
6番目のルールと似ていますが、ナイフや他のツールが開いている状態でマルチツールを他の人に渡してはいけません。気を付けてツールを閉じてから渡すようにします。
森で過ごすのが好きなら、森の木やその枝も大切にできるはずです。そのため、生きている木の幹や枝を削らないでください。みんなが楽しめるようにとっておきましょう。
マルチツールは絶対に人に向けてはいけません。たとえ遊びであってもです。ビクトリノックスのナイフは切れ味が鋭いので、大ケガにつながるかもしれません。マルチツールは多目的に活躍しますが、安全に使うことが大前提です。
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